ご依頼のきっかけとコンセプト
物流会社様の事務所移転にともない、新しい拠点の内装デザインと空間づくりをご依頼いただきました。
今回お声がけくださったのは、以前からお付き合いのある社長さん。初回の打ち合わせでは開口一番、「今度の事務所は、“THE 物流”じゃなくて、カフェとかバーみたいな、ちょっと居心地のいい空間にしたい」と、楽しそうに話してくださいました。
社員の方々が気持ちよく働けて、ふと訪れたお客様も「なんだか落ち着くね」と感じられるような場所。
そのイメージを一緒に描きながら、“働く”と“くつろぐ”がほどよく共存する、そんな新しい事務所づくりがスタートしました。
デザイン設計のポイントと工夫
今回の空間づくりで何より大切にしたのは、社長さんのこだわりと想いをしっかりと受けとめて、かたちにすることでした。
「明るさはしっかり取り入れたい。でも、落ち着いた雰囲気も忘れたくない。」
「コーポレートカラーも取り入れて、ちょっとカッコよく仕上げたい。」
そんな施主さまの想いを形にするべく、“心地よさ”と“企業らしさ”がちょうどよく共存する空間を目指して、ひとつひとつのデザインを丁寧に組み立てていきました。
内装のベースには、木目のやわらかな質感と、企業イメージを象徴するコーポレートカラーのブルーを組み合わせることで、明るさと清潔感、そしてどこかホッとする温かみのある雰囲気を演出。
「働く場所だけど、ちょっと居心地がいい」。そんな空間に近づけるよう、色や素材のひとつひとつに想いを込めました。
完成後の様子とお客様の声
完成した事務所を初めてご覧いただいたとき、施主さまが「めちゃくちゃ良いね！」と笑顔でおっしゃってくださった瞬間は、正直とても嬉しく、私たちにとっても忘れられないひとときになりました。
細部にまでこだわって丁寧に組み立てた空間は、社員の皆さまにとっても自然体で過ごせる場所になっているようで、私たちとしても嬉しいかぎりです。
竣工後も何度もお伺いしていますが、毎回「コーヒーとお菓子どうぞ」と、居心地のいい空間とあたたかいおもてなしで迎えてくださるのが、密かな楽しみだったりします。
ありがたいことに、少し先の別件についてもご相談をいただいており、次回も「めちゃくちゃ良いね！」と言っていただけるような、そんな空間づくりができることを、今から楽しみにしています。